海外ドラマ『メンタリスト』あらすじ、みどころ【ネタバレなし】
ここ数年で私が一押しする海外ドラマは何と言っても「メンタリスト」です。
海外のドラマは、通常視聴率がある程度良ければ何シーズンも毎年製作放送され見続けていくわけですが、だいたいのドラマは私はぶっちゃけ途中で飽きて脱落してしまうのですが、「メンタリスト」は違いました!
シーズンが終わる度に次のシーズンが待ち遠しくて仕方がありませんでした。それが2015年に終わってしまった時は何ていうのでしょうか・・・あーー、これから何を楽しみにすればいいの~。という感じでした。
それからもお気に入りのエピソードなどは2度観、3度観しているメンタリスト大ファンの私が、今回「メンタリスト」のみどころ、なぜにそんなに面白いのか?を、役者さんやドラマ製作中の面白いトリビア情報なども交えながらお話しします。
「メンタリスト」作品情報
原題:The Mentalist
放送期間:2008年9月23日~2015年2月18日
監督:クリス・ロング、デヴィッド・ナッター
出演:サイモン・ベイカー、ロビン・タニー、ティム・カン、オウェイン・イオマン、アマンダ・リゲッティ
シーズン数:7
エピソード数:151
1話の長さ:40-44分
「メンタリスト」はアメリカのテレビシリーズで約8年間放送された。
放送の翌年2009年には、テレビドラマ批評家達によるTCA賞で、その年に放送されたドラマの中で最優秀賞を受賞。
同年、サイモン・ベーカーがエミー賞で、最優秀主演男優賞にノミネート、2010年にはゴールデングローブ賞で主演男優賞にノミネート、その後も毎年のようにピープルズ・チョイス・アワードに「メンタリスト」がノミネートされ続けたほどの人気テレビシリーズでした。
「メンタリスト」ホントに荒いあらすじ
サイモン・ベーカー演じるパトリック・ジェーンは霊能者として有名だったが、実は霊能者というより、人の表情や動作、身体的特徴、そして環境などをもとに人の心を読むのに長けていたのだった。
パトリックは、家族を殺されたのをきっかけに刑事警察政府機関California Bureau of Investigation(CBI)で、彼のスキルを使って犯罪解決に協力するコンサルタントとして働き始めるが、実際のパトリックの目的は家族を殺した犯人レッド・ジョンを捕まえることだった。
「メンタリスト」メインキャスト
パトリック・ジェーン(サイモン・ベーカー)・・・主人公のメンタリスト。飄々としててルールーは一切無視して行動し、一体何を考えているか分からず周りを少しイライラさせるが、メンタリストとしては優秀でパトリックがCBIでコンサルタントとして働くようになってから、犯人検挙率があがるので、幹部は何も言えない。普段は明るいキャラだが、深い闇を抱えている。
テレサ・リズボン( ロビン・タニー)・・・CBIの捜査チームのボスで男勝り。パトリックとは最初は馬が合わないが、徐々に彼の能力を評価し、彼の心の闇を知るに連れて彼に惹かれていく。
キンブル・チョウ( ティム・カン)・・・CBI捜査チームの一員で元軍人、無骨で筋肉モリモリで強面だが、時々同僚のウェインをからかうなど隠れたユーモアを持っている。
ウェイン・リグスビー(オウェイン・イオマン)・・・CBI捜査チームの一員で、元放火事件のスペシャリスト。おしゃべりで子供っぽい部分を持ち合わせており調子に乗りすぎて、よくパトリックのカモにされる。
グレース・ヴァンペルト(アマンダ・リゲッティ)・・・リズボン率いる捜査チームに新人として加わる。美人だが男勝りで性格はとても真面目。チーム内ではIT担当。
レッド・ジョン・・・連続殺人魔。パトリックがテレビでレッド・ジョンを挑発する発言をしたことから、見せしめとしてパトリックの妻と娘を殺害。その後も数多くの殺人を犯し、殺人現場には血で描いたスマイルマークを必ず残していく。
「メンタリスト」のみどころ
「メンタリスト」がなぜこんなにも人気を集めたのか?私なりに分析してみます。
基本1話で完結
「レッド・ジョンは誰なのか?」というストーリーの軸がありますが、基本、お話の内容が1話、多くて2話完結だったりする点が、視聴者を飽きさせなかった理由かなと思います。
アメリカの連ドラは、例えば「リベンジ」ですが、1本の軸ストーリーがありそれにお話が派生して行くので、キャラクター同士がくっ付いたり分かれたり、敵になったり味方になったりと、キャラクター達の状況が速いスピードで変わってしまうので、どうしても観ている方は途中で分かりづらくなってしまうのですが、「メンタリスト」は基本1話完結なので、それがない。
シリアスだけじゃなくてユーモアがある
刑事物で殺人をテーマに扱うドラマというと、観ていてもドキドキが止まらず椅子からずり落ちそうになってみるシリアスなドラマという重たい印象になりがちですが、「メンタリスト」は良い加減でちょこちょことユーモアが散りばめられているんです。
それが、CBI捜査官チョーと同僚のウェイン・リグスビーとのやり取りだったり、パトリックがウェインをからかう様子だったりと、キャラクターの意外な個性を引き出しつつ、お話にユーモアを加えているのが、人気のわけ、かもしれません。
やっぱり「メンタリスト」のワザは面白い
日本で「メンタリスト」と言えばDaigoさんですね。彼は最近テレビに出ませんが、お正月などの特番や映画のプレミアイベントなどで拝見する度に思うのですが、やっぱり面白い!
相手の芸能人と会話する中で、相手が次にどんな選択をするのか、どういう行動をするのか、それを見抜く過程は見ていて面白いですよね。
パトリックはドラマの中で「メンタリスト」してるわけですが、彼のそのメンタリストとしての心理ワザを使ってどうやって事件解決に結び付けていく頭脳戦はDaigoさんのそれと似ていてやはり観ていてフィクションでも面白いのです。
メインキャラクターがみんな良い人
先にご紹介したメインキャラクター達が、基本みんな良い人。っていうのもある程度の安心感を与えてくれるのかもしれません。
ただ、安心感があるとつまらなくなってしまうのが世の常ですが、みんなそれぞれ、過去現在に仕事や私生活を通して悩みや闇を抱えていたり、時々本気でぶつかり合ってケンカしたりするので、その部分が興味を引きますし、キャラクターとしての魅力に繋がっているような気がします。
サイモン・ベーカーがいい!
ドラマ、特に連続ドラマというのは、役柄はもちろんですが役者自体に魅力がないと成功しないものです。
サイモン・ベーカーは、オーストラリア出身の俳優さんで、このドラマの撮影が始まった頃は彼自身アラフォーだったわけですが、いい感じで年齢を重ねているんでるよね~。
無理に美容整形とかしてないし、自然に顔とかにしわがある40代でリアル感があるんですよ。
そして、何より甘いマスク~。リズボンとは恋仲になるのかならないのか・・・と視聴者をヤキモキさせるわけですから、ある程度男としての色気がなければいけないと思うのですが、サイモン・ベーカーにはそれがあるっ!(あっ、すみません。力が入ってしまいました。(^^;;)
もちろん、彼の演技力が素晴らしくもあり、パトリックが抱える心の痛みや後悔、怒りを抑えながら表現していて、何度もあの辛そうな表情に涙をもらいました。
パトリック・ジェーンとレッド・ジョンの対決
レッド・ジョンが度々起こす殺人がシーズン中に何度か出てくるわけですが、いつもは最後にサラッと事件をメンタリストとして解決するジェーンにも、レッド・ジョンの起こす殺人はなかなか解決できません。
果たしてレッド・ジョンは誰なのか?
捜査を進めていくうちに、レッド・ジョンの人物像が少しずつ浮かび上がりつつも誰だか分からないという点も、毎週見てしまう理由ですね。
ちなみにメンタリストなどの海外ドラマを観る方法ですが、DVDを大人買いするか、有料の動画配信サービスU-NEXTやHulu、Netflix、Amazonプライムビデオではある一定期間無料視聴が出来たりしますので、各サイトでご確認下さい。
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