海外ドラマ『ザ・スプリット 離婚弁護士』シーズン3 あらすじ、キャストの紹介、ネタバレ感想!シーズン4はあるのか?

2022年6月30日

海外ドラマ『ザ・スプリット 離婚弁護士』シーズン3
海外ドラマ『ザ・スプリット 離婚弁護士』シーズン3をまたもや一気に観てしまいました!今シーズンも良かった~。もう何度泣いたことか。

3姉妹の身にもさまざまなことが起こりますが、一番のフォーカスはシーズン2で決定的になったであろうハンナとネイサンの離婚問題。本当に離婚するのか、それともやり直すことができるのか?

もう、見始めたら止まりません!めちゃくちゃ良かったです。

ここでは、海外ドラマ『ザ・スプリット 離婚弁護士』シーズン3のあらすじ、キャストの紹介、ネタバレ感想をお届けします!

海外ドラマ『ザ・スプリット 離婚弁護士』シーズン3 あらすじ

ロンドンのベテラン離婚専門弁護士ハンナ(ニコラ・ウォーカー)は、同じく弁護士の母親ルース(デボラ・フィンドレイ)そして、妹でパラリーガルのニーナ(アナベル・スコーリー)と大手弁護士事務所”Noble & Hale”で働いている。

ハンナと夫ネイソン(ステファン・マンガン)の離婚は秒読み段階に入っているが、ネイソンに彼女が出来たことで円満離婚から泥沼離婚へ。

末っ子のローズ(フィオナ・ボタン)夫妻は養子縁組を考慮し始める。次女のニーナは、ボスの夫と逢瀬を重ねる。

海外ドラマ『ザ・スプリット 離婚弁護士』シーズン3 キャストの紹介

主なキャストについては、海外ドラマ『ザ・スプリット 離婚弁護士』シーズン1 あらすじ、キャスト、感想!観出したら止まらない!をご覧下さい。

ララ・パルヴァー(役名:ケイト・ペンキャッソル)


役柄:児童心理学者。ネイソンの新しい彼女。


イギリスの女優。BBCのドラマ「MI-5 英国機密諜報部」のエリン・ワッツ役や「SHERLOCK」のアイリーン・アドラー役などで知られています。

私生活ではドラマ「ホームランド」でアーサー・カーン役を演じたラザ・ジェフリーと結婚し男の子をもうけています。

海外ドラマ『ザ・スプリット 離婚弁護士』シーズン3 ネタバレ感想

*ネタバレしています!


まず、BBCの発表によりますと、シーズン4はないそうです・・・残念。プロデューサーのアビー・モーガンによると当初から3シーズンでファイナルという予定だったということで、今シーズンが最後です!

前シーズンは、ハンナが結婚式前日に実はクリスティと一夜を共にしたとネイソンに告白したことで、二人の間に決定的な亀裂が生じ子供達に別居を告げます。次女のニーナは別れた恋人レックスの子供を妊娠し、一人で育てる決意をするとともに、上司ザンダーの夫タイラと関係をもち始める。

そして、ある日ネイソンはハンナに告げることなく家を出て泣き崩れるハンナ・・・

というところで終わり、二人の離婚は決定的なの~?!!!とハンナとともに涙した視聴者は多かったことと思います。

なので、シーズン3は、二人は本当に離婚するのか?それともやり直せるのか?がフォーカスポイント。

ハンナが離婚届にサインをためらっている様子からハンナの心が揺れ動いているのは確か。そして、友人同士のディナーの前に二人で飲みながら話している様子などから、ハンナはネイソンに対して未練があるよう。

ハンナを演じる二コラ・ウォーカーとネイソンを演じるスティーブ・マンガンの二人のケミストリーがいいんですよ。二人の会話はとっても息が合ってると思いきや気まずい間があったりして、あ~この二人本当に離婚しちゃうの??と見ていて切なくなる。そういう気持ちにさせてくれる、演技。

ネイソンの新恋人ケイト

なんとネイソンってば、友人たちとのディナーの場に新しい彼女ケイトを連れてきてしまうんですね・・・

いや~、ルール違反でしょ。引き合わせる前にハンナに報告するべき!
家に帰ってからハンナが絞り出すように小屋を叩きながら泣き叫ぶのですが、そのニコラ・ウォーカーの演技がリアリティに溢れていて凄かったです!彼女が演技しているというのを忘れてしまうようでした。

ケイトは児童心理学者で、本とか出版しているかなり有名な人らしい。ハンナの前で離婚がどれだけ子供たちに影響を与えているか。そして、働きながら母親として生きるには無理がある、みたいな発言をワーキングママのハンナに言ったり失言が多いっ!

ケイト、感じ悪いいいいいいいいいい!

円満、もしくはやり直せるかも、と思ったものの急転直下。泥沼離婚へと。
やっぱり、円満離婚なんていうのはマレなのね。

離婚専門弁護士が離婚をする時ってどんな感じなんだろう、と思ったけど凄まじかった。

永遠の別れ

シーズン1,シーズン2とハンナが請け負う離婚案件の中で様々な別れを私たち視聴者は見てきたわけですが、ーズン3では、永遠の別れ・死についても描かれています。

有名な心臓外科医のレオノーラは、難病の診断を受け、自分の症状がひどくなる前に夫と離婚するという決意をし、ハンナのもとを訪れます。
レオノーラは、ハンナの上司ザンダーの妹で、家族にも内緒で離婚し最期は安眠死を希望している、と。それを聞いたハンナはなんとか考え直し夫に相談するよう説得を試みますが断固として意思を変えません。

そして、もう一つの永遠の別れはジェイムス。
まったく予期していないことだったので、本当にショックでした・・・自転車に乗っている時に車にはねられて亡くなってしまいます。

やっとローズが養子縁組をする気になったところだったのに。ジェイムスほどローズにふさわしい人はいなかったと思うんですよね・・・落ち着きがないローズに落ち着いた前向きな明るいジェイムス。

ローズがなかなかジェイムスの死を受け入れられず、時には空元気になったりする様子はもう涙なしには見れない。ジェイムスの心臓が移植されレシピエントの家族と会う様子なども描かれ、見ていて、人の命の儚さと尊さを改めて考えさせられました。

結婚詐欺

結婚詐欺、と聞いてまたハンナの案件の一つかと思われたことと思います。しかし、なんとローズが結婚詐欺の被害者に!しかも、不倫していた相手タイラが詐欺師だったという・・・

タイラは夫ザンダーを含めた何人もの人をだましてきたようで、アメリカにいるクリスティのクライアントもその一人。ルースのおかげでザンダーは何とか金銭的なロスは避けることが出来ましたが、詐欺師と結婚し、その上その人物が部下のニーナと不倫してるとか、これほど屈辱的なことはなかったと思います。

ザンダーがタイラを怒鳴りつけたシーンは、怖かった~。怒りと屈辱と悲しみとすべてが混じった演技。すごかったです。

一方ニーナは全財産をタイラに持っていかれてしまいます。
自業自得というか、自分勝手な理性を伴わない行動がもたらしたわけですが、なぜか憎めないんですよね・・・自分が騙されたと分かった時のニーナの叫び声を聞いて思わず涙。

クリスティとハンナのその後

最後気になったのはクリスティとハンナのその後
二人が愛し合っているのは確かでクリスティはハンナにNYに来ないかとプロポーズします。しかし、ハンナは家族や仕事を捨ててNYには行けない。どうするかはあなたが決めて。と言い残します。

凄いですよね~。さすが強いタフな精神力をもったハンナ。多くの女性は好きな人のそばにいたい、と思うでしょう。でもハンナは自分が欲しいもの大事なものをよく分かっている。自信があるんですよね。

ネイソンもどちらかというと、ハンナの後をついてくるタイプだったようにクリスティもそうだと思うんです。ハンナは惚れられるタイプなんですよ。

この後二人はどうなったか・・・私の勝手な想像ではクリスティはハンナのところロンドンに戻ってくる!です♪

まとめ

シーズン3では3姉妹の母親ルースが離婚弁護士の立場からポッドキャストをやって離婚や結婚について話しているのですが、その話がドラマ内ではそれぞれのキャラクターの内面をナレーションしているようで、とっても良かったです!

最後はルースの結婚式で家族全員、離婚した夫もその再婚相手もが集まってる楽しそうな様子が描かれ、結局はみんながお互いの幸せを考えたことでなんとか着地するべきところに落ち着けたわけです。

ネイソンとハンナの離婚は一時は泥沼離婚と思われましたが、最終的には離婚弁護士をたてることなく円満離婚をした、というのがネイソンとハンナらしかったかな、と思います。

本作品、ニコラ・ウォーカーのベストパフォーマンスと言っても過言ではないと思います!