『WHAT / IF 選択の連鎖』Netflix メロドラマちっくで台無し・・・
Netflixの連続ドラマ『WHAT / IF 選択の連鎖』はレネー・ゼルウィガー主演ということで、私は結構楽しみにしていたんですよ~。それが、、、正直1話を観てもうがっかり・・・残念としか言いようがない。
お話は、まだ良かったのですよ。私、安っぽいソープオペラちっくな誰と誰が浮気しててとかいう内容も大好きですし。ただ、全体的にこの違和感・・・なぜなのか??
『WHAT / IF 選択の連鎖』あらすじ
リサ(ジェーン・レヴィ)と元メジャーリーガーのショーン(ブレイク・ジェナー)の結婚生活は順調だが、リサの会社であるバイオ事業の投資家がなかなか見つからず、従業員の給料を払うのも危ういくらいに金銭面で苦労していた。
そんな折、悪名高い富豪投資家アン・モンゴメリー(レネー・セルヴィガー)は、リサの苦労話をショーンが働くバーで小耳に挟んでしまい、アンはリサの話を詳しく聞きたいとショーンに言い、自分が主催するパーティに招待した。
リサのプレゼンの後、アンは巨額の投資をオファーしてくるが、条件をつけてきた。それは、ショーンがアンと1晩を共にする。そして、その晩何があったかはリサにはもちろん他言してはならないというものだった。
ショーンはリサの反対を押し切り、それに同意するが・・・
Are you ready to have your weekend derailed? What/If is now streaming. pic.twitter.com/htMabY7Ipj
— What / If (@what_if) May 24, 2019
© 2019 Netflix Japan
『WHAT / IF 選択の連鎖』キャスト
レネー・セルヴィガー(役名:アン・モンゴメリー)
This is not Anne’s first rodeo. pic.twitter.com/vnM7VkzqJG
— What / If (@what_if) June 4, 2019
レネー・セルヴィガー演じるアン・モンゴメリーは、女投資家。ビジネスのやり方が汚いことで悪名名高く、数々の会社を食い物にして巨額の富を作った。そして、今回はリサとショーンを食い物にするらしい・・・
2010年以降、2016年の『 ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』を1本撮影しただけで、しばらく休養していたレネー・セルヴィガーが、本作品で久々に復活。
私、レネーって本当に演技が上手いと思うんですよ。英語のアクセントの使い分けなんて素晴らしい!彼女の出身はテキサス州で、インタビュー等ではバリバリのテキサス訛りで喋ってますが、ブリジット・ジョーンズ役では完璧なイギリス英語でイギリス出身の女優さんかと思ってしまうくらい。
『コールドマウンテン』では、アカデミー賞助演女優賞、ゴールデングローブ賞助演女優賞を受賞した、そんなAクラスのハリウッド女優の彼女だからこそ、良い作品に出て欲しかったんですよね。
ジェーン・レヴィ(役名:リサ・ドノバン)
“In this story, he’s sort of the one objectified while the women are the ones taking over the world.” – @jcolburnlevy on @Blake_Jenner in @netflix’s #WhatIf pic.twitter.com/rOrrm318z3
— BUILD Series (@BUILDseriesNYC) May 14, 2019
カリフォルニア出身の29歳。2013年『死霊のはらわた』のリメイク版に出演、そして2016年のホラー映画『ドント・ブリーズ』に出演したことから、スクリームクィーン*と呼ばれるようになる。*ホラー映画への出演が多いとこう言われるそうです。
本作品では、レネー演じるアンに翻弄される小規模のバイオ企業の社長リサ・ドノバン役。
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ブレイク・ジェナー(役名:ショーン・ドノバン)
リアリティ番組『Glee プロジェクト 主役は君だ!』のシーズン2で見事優勝し、テレビドラマ『Glee/グリー』シーズン4のライダー・リン役をゲットした。最近では2018年の『アメリカン・アニマルズ 』にチャールズ・T・アレン2世役で出演。
本作品では、元メジャーリーガーだが現在はバーテンダーとをしているリサの夫ショーン役。
I too will never forget the time I dropped a full bottle of cabernet on the floor. pic.twitter.com/doZKynQmkw
— What / If (@what_if) June 7, 2019
『WHAT / IF 選択の連鎖』1話を観た感想
注:1話のネタバレだけ含みます。
レネー演じるアンが「世の中に起こる全てのことには理由がある。考えてみて。」と言うところから始まるのですが、サブタイトル「選択の連鎖」に通じてて、いい始まりだったんですけど・・・
ただ、多くの人がアンがリサとショーンにつけた条件(ショーンが私と1晩過ごしたら投資してあげる)で、デミ・ムーアとロバート・レッドフォードの映画『 幸福の条件 』を思い出したでしょう。
そして、実際にドラマの中でリサが「1990年代の映画のパクリみたいなアイディアね。」と言い、アンが「あの映画、結構良かったと思ったんだけど。」という場面があって、ええっ!製作者たち分かっててやってるの?と思わずにはいられない。
でもね、リメイクだったりパクリだったりしても、それを上手く現代風にアレンジしたりして成功するドラマや映画って多いと思うんですよ。それが、これはお話も90年代のまま、映像も90年代のアメリカのお昼のメロドラマみたいなんですよ~!!!!
Me when my boss overstays their welcome at happy hour. pic.twitter.com/91vlMh5ZTJ
— What / If (@what_if) June 14, 2019
セックルシーンでは安っぽいピアノ演奏がBGMで流れちゃうし、場面が変わるところなんかレネーの顔に炎がメラメラ~って被ったり、いやいやこれって「デイズ・オブ・アワ・ライヴス」*か??(*アメリカのお昼に放送されてた連続メロドラマ)って。せっかくのレネー・セルヴィガーの演技の価値が下がりましたよ。。。
予算がなかったのか?なぜ、こんなに映像が古く見えるのか?
という感じで、私は一瞬「このドラマは90年代って設定なの??」と思ってしまったほど。
途中でリサが「1990年代の映画のパクリみたいなアイディアね。」って台詞を言ってくれなかったら、90年代って設定なのかも、と思ってしまってましたよ。
お話自体はですね、アンはただ単にショーンを手ごめたいだけではなく、何か隠された目的があるようなのですよ。ショーンをどうやら調べていたらしく、ショーンの(隠し撮り風の)写真やリポートがアンの机の上に載ってましたから。
それにサブストーリー(後でメインになるかもしれませんが)では、リサの友達カップルの黒人女医さんが上司と浮気してるとか、今後気になる要素はあるんですけど、う~ん。。。2話以降もこんな映像だったら耐えられるかな・・・
レネー自体は悪くはないんですよ!だから、本当に、残念!
久々にカムバックしたレネーにも、同じNetflixドラマ『ビッグ・リトル・ライズ 』のニコール・キッドマンみたいにエミー賞とか取らせてあげたかったけど、この作品では無理かな・・・
全部で10話です。
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