Netflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿』あらすじ、キャストの紹介、ネタバレ感想&解説

Netflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿』

Netflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿』が配信されてからまだ間もないですが、かなりの高評価を得ており続編の呼び声高い映画、という事で早速視聴しました!

2021年元旦に観たのですが、元気がもらえるハッピーな気分にさせてくれる映画で新年にぴったりです!

ここでは、Netflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿』のあらすじ、キャストの紹介、ネタバレ感想&解説をお届けします!

写真引用:Netflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿』

Netflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿』作品情報

原作:"The Case of the Missing Marquess: An Enola Holmes Mystery" 著:ナンシー・スプリンガー原題:Enola Holmes

公開年:2020年

監督:ハリー・ブラッドビア

脚本:ジャック・ソーン

出演:ミリー・ボビー・ブラウン、ヘンリー・カヴィル、サム・クラフリン、ヘレナ・ボナム=カーター、ルイス・パートリッジ

上映時間:123分

Netflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿』あらすじ

1884年、イギリス国内では大きな変化がおとずれようとしていた。
16歳の誕生日を迎えた朝、エノーラ・ホームズ(ミリー・ボビー・ブラウン)が目を覚ますと、母ユードリア・ホームズ(ヘレナ・ボナム=カーター)が奇妙なギフトを残して行方不明になっていた。

エノーラのふたりの兄、マイクロフト(サム・クラフリン)とシャーロック(ヘンリー・カヴィル)は、エノーラを淑女にするため寄宿学校に送ろうとする。学校に行きたくないエノーラは兄達の眼を盗み母が残してくれたお金を元にロンドンへ母探しの旅に出る。

道中、家出をした青年貴族テュークスベリー子爵(ルイス・パートリッジ)に出くわしたことで、エノーラは大きなトラブルに巻き込まれていく・・・

Netflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿』キャスト

ミリー・ボビー・ブラウン(役名:エノーラ・ホームズ)

役柄:シャーロック・ホームズとマイクロフト・ホームズの妹。母親からホームスクーリングで英才教育を受けた。


Netflixドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のイレブン役で一躍脚光を浴びたのが11歳で本作品のエノーラ役を演じたのは15歳です。

画面に映る貫禄からして既に大御所の感がありますよね~。

2018年には雑誌Timeの最も影響力のある100人の1人に選ばれました。実業家としても活躍しており2019年にはFlorence by Millsというコスメのブランドをローンチしています。

ヘンリー・カヴィル(役名:シャーロック・ホームズ)

役柄:エノーラの兄でマイクロフトの弟。名探偵。


イギリス出身。映画『マン・オブ・スティール』でクラーク・ケント / スーパーマンを演じ、その後公開の映画『ジャスティス・リーグ』でも同役を好演。

Netflixファンタジードラマシリーズ「ウィッチャー」で超人的な力をもった主役リヴィアのゲラルトを演じています。

ちょー、イケメンですよね。ちなみにまだ独身です。

ヘレナ・ボナム=カーター(役名:ユードリア・ホームズ)

役柄:シャーロック、マイクロフト、エノーラの母親。


ヘレナ・ボナム=カーターは、元夫ティム・バートン監督の『チャーリーとチョコレート工場 』、『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』、『アリス・イン・ワンダーランド』など多くの作品に出演。

2010年には『英国王のスピーチ』でジョージ5世の妻(クィーンマザー)を演じ、アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、英国アカデミー賞助演女優賞にノミネートされました。

最近では、Netflixドラマ「ザ・クラウン」のマーガレット王女役で注目を浴びています。

ルイス・パートリッジ(役名:テュークスベリー子爵)

役柄:父親が亡くなりテュークスベリー侯爵の名前を引き継ぐことになった若い青年。


ロンドン出身の17歳でモデルとして活躍しており、本作品がブレイクスルーと言っていいでしょう。

めちゃくちゃイケメンで今後注目の俳優さんです!

Netflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿』ネタバレ感想&解説

シャーロック・ホームズに妹がいたなんて知らなかったよ~、という方が多いのではないでしょうか?

私もその1人。で、調べたところ、アメリカの作家ナンシー・スプリンガーがティーン向けに書いた小説『エノーラ・ホームズの事件簿シリーズ』のなかだけに登場するキャラクターがシャーロックよりだいぶ歳の離れた妹、エノーラ・ホームズというわけです。

優しいシャーロック

物語はエノーラが画面に向かって視聴者に話しかける、いわゆる「第四の壁を壊す」(Breaking The Fourth Wall)と言われるスタイルで進んでいきます。

エノーラが16歳そしてシャーロックとは20歳離れていますので、シャーロックは本作品の中では36歳ごろでしょう。そして、私達がよく知る”無愛想””冷たい”と言った印象のシャーロックではなく、ここでは”妹に優しい””愛想が良い”シャーロックが描かれています。

Netflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿』著作権侵害で訴えられる?!

ちょっと話がそれますが、この”妹に優しい””愛想が良い”シャーロック像が著作権侵害に触れる、ということで、公開早々、シャーロック・ホームズの著作権を持つコナン・ドイルの財産管理側から訴えられたのです。*1

訴えられたのはNetflixをはじめとする監督、原作者、そして役者陣にも及びます。

結局、裁判なしに物事に決着をつける形におさまったそうです。きっと、ある程度のお金をNetflix側が払ったのでは・・・と推測されますが、同意した内容を話したりするのは禁止されていると思いますので、知る由もなしですが。

ミリー・ボビー・ブラウンがとにかく元気で可愛い

エノーラ役のミリー・ボビー・ブラウンのはまり役と言ってもいいかもしれません。

ちょっと気の強い、知的で元気なエノーラにぴったりです。

はじめは、少女探偵シリーズのナンシー・ドリューを彷彿させましたが、フィジカルに敵と戦ったりし、また、謎解きのようなアナグラム(言葉遊び。暗号のようなもの)のシーンがたくさん出てきますので、体力だけでなく知力も兼ね備えた兄のシャーロックゆずりの名探偵と言えそうです。

*ここからネタバレになってきます。

 

 

なぜ、テュークスベリー子爵は狙われていたのか?

お話は最初からテンポよく進んでいきます。

失踪した母親を探し出すため、兄達の眼を盗んで旅に出るのですが、その途中でルイス・パートリッジ演じるテュークスベリー子爵に出くわします。

そして、どうやら追っ手は彼を殺そうとしている・・・なぜなのか?

エノーラは、新聞記事の内容から「侯爵」「1票が大事」そして「テュークスベリー侯爵」を結びつけ因果関係から、法改正に賛成のテュークスベリーが投票できないようにする、つまり命を奪ってしまおうとしている誰かがいる。

そして、テュークスベリー子爵の父親も最近亡くなったばかりで、票を奪うために殺された可能性が高い、と推測します。

法改正案とは?

この法改正案とは貴族だけに出なく、農民や労働階級者(男性)にも投票権を与えようとするもので、この法律が改正されたことにより成人男性の2割が有権者となりました。

エノーラの母はなぜ行方不明になったのか?何をしようとしていたのか?

エノーラの母親が行方不明になった理由ですが、シャーロックから、母親は「何かを変えようとしている」ということを聞かされます。

そして、エノーラの母親の部屋には女性解放運動の本があったり、また家で女性たちを集めてミーティングをしていたり、その部屋には火薬が入った箱があったことをエノーラが思い出しているシーンがありましたね。

そのことから、法改正が叶わなかったらエノーラの母親たちは議会を爆破するつもりだったのかもしれません。

そして、警察が革命家たちに目をつけていたのは確かだと思いますので、議会が議決するまでは身柄を拘束されないためにも姿を隠す必要があったのでしょう。

結果、エノーラがテュークスベリー子爵を助けたことで、賛成に1票を投じることが出来、法改正が可決されたというわけです。

それで、とりあえずエノーラの母親たちは爆破する必要がなくなったのでしょう。

しかし、イギリスで女性に参政権が与えられたのは1918年とだいぶ後のこととなりますので、エノーラの母親達の活動はずっとその後も続いたことが想像できます。(ちなみに世界で初めて女性に参政権が与えられたのはニュージーランドで1893年でした。)*2

Netflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿』NG動画

最後にNetflixから出されているNGの動画をつけておきま~す。

まとめ

歴史的事項に絡めながらフィクションのお話が進んでいくスタイルは私は結構好きです。当時の車が人力車に毛が生えたようなものだったり、と興味深かったです。

そして、エノーラの衣装も身元を隠すためにコロコロ変わって、当時の未亡人のドレスや、淑女のドレス、少年の格好などもとっても楽しめました。

そして、忘れちゃいけないテュークスベリー子爵役のルイス・パートリッジがカッコよかったですね~。

続編が楽しみです!

映画『エノーラ・ホームズの事件簿』はNetflixで視聴できます!

 

参考:

*1 https://www.hollywoodreporter.com/amp/thr-esq/enola-holmes-producers-blast-copyright-infringement-suit-from-conan-doyle-estate
*2 https://www.y-history.net/appendix/wh1502-056.html