『スノー・ロワイヤル』観た感想!リーアムにかかると除雪車も武器に!
2019年6月7日公開のリーアム・ニーソン主演の最新作映画『スノー・ロワイヤル』を一足お先に観て来ました!
リーアム・ニーソンと言えば映画『96時間』『96時間/リベンジ』『誘拐の掟』などのヒット作品、愛する人を誘拐されて救出、又は殺されて復讐、といったリベンジものが多く、この『スノー・ロワイヤル』も愛する息子を殺害された寡黙な父親が復讐!という内容ですが、そこにブラックユーモアをたっぷり投入しリーアムにかかると除雪車も武器になっちゃう作品。
ここでは、映画『スノー・ロワイヤル』のあらすじ、キャスト情報、感想、そして映画や主演キャストのトリビア情報をお届けしま~す!
『スノー・ロワイヤル』作品情報
原題:Cold Pursuit
公開年:2019年
監督:ハンス・ペテル・モランド
出演:リーアム・ニーソン、ローラ・ダーン、トム・ベイトマン、
上映時間:119分
映倫区分:PG(エッチなシーンはゲイ同士のキスシーンぐらいですが、射殺シーンや暴力シーンなどバイオレンスは盛りだくさんですが、基本ブラックユーモアなのでリアリティ感はあまりありません。)
2014年の日本では劇場未公開のノルウェー映画『ファイティング・ダディ 怒りの除雪車』のリメイク版。
© 2019 KADOKAWA映画
『スノー・ロワイヤル』あらすじ
ネルス・コックスマン(リーアム・ニーソン)は、コロラド市で模範市民賞を授与されるほど真面目で寡黙な除雪作業員。そんな折、空港で働くひとり息子がヘロインの過剰摂取で亡くなり、妻のグレイスは悲しみに耐えきれず夫のもとを去る。
すっかり意気消沈したコックスマンは、自分の銃で自殺を図ろうとしていたが、実は息子が殺害されたことを知り、リベンジ心に火がつき息子を殺した3人を殺害、そして遺体を滝に捨てる。
さらに、息子殺しの裏には大きなドラッグ犯罪組織が関わっている事を知ったコックスマンは、実の兄でもあり昔ドラッグ組織のヒットマンだったブロック・コックスマン(あだ名・ウィングマン)から組織の内情を聞きだす。
一方、3人の手下が殺されたマフィアのリーダー、トレバー・カルコート(あだ名・バイキング)は、3人を殺したのはネイティブアメリカンのドラッグ王、ホワイトブルの仕業であると勘違いしたことから彼らを襲撃、それに対しホワイトブルも報復に出てマフィア戦争が勃発。
そんな事は露知らずのコックスマンは、ただただ息子の復讐の為にバイキングを抹殺するべくあるプランを練っていた。
『スノー・ロワイヤル』キャスト
リーアム・ニーソン(役名:ネルズ・コックスマン)
来た仕事のオファーは殆ど全て受ける!で有名なリーアム・ニーソン。通常リーアムのようなAランクのハリウッドスターでしたら1年に2本のペースの映画出演が平均的ですが、彼の場合は4、5本は当たり前で2019年は本作品を含めて6本の映画の撮影をしています。
本作品でもリーアムの真骨頂である復讐ものでドンパチを繰り広げております。
ローラ・ダーン(役名:グレイス・コックスマン)
1985年のジム・キャリーの映画『マスク』がブレイクスルーで、最近では『ビッグ・リトル・ライズ 』に出演し、エミー賞助演女優賞受賞、ゴールデングローブ賞助演女優賞を受賞しました。
本作品では主役リーアム演じるコックスマンの奥さん役ですが、出演時間は短く台詞もほとんどないのですが、コックスマンが息子が殺されて落ち込んでいた所に妻が去ったことで更に落ち込みコックスマンが復讐亡者になる引き金になる役どころ。
トム・ベイトマン(役名:バイキング)
ロンドン出身のイケメン俳優。2015年の「ジキル&ハイド」では主演、2017年の映画「オリエント急行殺人事件」では主役の友人役を好演しました。
本作品ではドラッグ犯罪組織マフィアのリーダー、トレバー・カルコート(あだ名・バイキング)。
息子を持つコントロールフリークな父親かつ残忍なサイコパスをこの映画ではブラックユーモアを引き出すべく少しコミカルに演じてて、下手すると安っぽい喜劇になりがちですが、上手く演じています。
トム・ジャクソン(役名:ホワイトブル)
バイキングの敵対マフィアのボス、ホワイトブルを演じるのは今年70歳の歌手&俳優トム・ジャクソンです。
いい感じで歳とってますね~。
エミー・ロッサム
何にも起きないスキーリゾートタウンで、何か大きな事件が起きないか密かに期待している女性警官。
2003年にクリント・イーストウッド監督の「ミスティック・リバー」に出演。2004年には映画「デイ・アフター・トゥモロー」にも出演し、ブレイクスルー。また同年「オペラ座の怪人」クリスティーヌ役でゴールデングローブ賞にノミネートされました。
『スノー・ロワイヤル』感想 全員除雪!
またもやリーアム・ニーソンお得意の復讐ものね。と思って鑑賞しましたが、ちょっと違った!リーアム自身は、いつもと同じで復讐にひた走る父親役を演じていましたが、お話がブラックユーモアたっぷりで随所笑えました。
そして、大量殺人!一体何人死んだんだ・・・っていうくらいで、まぁマフィアが抗争したらこのぐらいはアリなんでしょうが、リアリティ感、悲壮感は全くないです。(^^;;
だって、リーアム演じるコックスマンが殺した最初の3人は素手で殴ったりハンティングガンを自ら改造した銃などで殺害したりするんですけど、バトル後、リーアムほとんど無傷。(笑)
でも、まあ、それは後で兄(ウィングマン)がマフィアのヒットマンだった(今は中国人の妻と静かに暮らしてて足をあらってる)というところからも、そういうの平気+息子殺されてキレた、という無理の無い設定のストーリーラインにしようということなのかもしれません。(普通の一般市民は、銃持ってたって家族殺されたからって、いきなりドンパチ出来ないですもんね。)
お話は終始とにかくブラックユーモアなんですよね。悪い人、コロッと死んじゃう。それも死んだ後は、ワイヤーでぐるぐるにされて滝にポイッって遺体遺棄。(^^;;
でも、それだけだったらよくあるストーリーラインですが、途中からコックスマンが全く意図せずに2つのドラッグ組織を敵対させ抗争にもっていっちゃったり、コックスマンの弟が人違いで殺されちゃったり、と、かみ合ってない部分が面白いです。
そして映像の背景が真っ白な雪山なので血が映えるし、除雪車や倒木するための機械とかを武器にしちゃうあたりも、やれやれ~!とつい観ながら加勢しちゃいますね♪
最後がどうなるかは、観てのお楽しみ~ですが、痛快で観終わった後はスッキリ!です。でも、1回でいいかな・・・2度は絶対見ないかな。ドンパチが多いし何十人も死人が出ますが、全くハラハラドキドキもしないブラックユーモアが沢山ある笑える軽~~い映画です!
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