映画『ポラロイド』ネタバレなしの感想 被写体になったらおしまいだよ

2021年9月1日

映画『ポラロイド』

映画『ポラロイド』を早速観てきました!あまりホラーが得意でない私ですが、怖いシーンを観るときの私のおきまりのスタイル「指の間から観る」ということをしましたので、なかなか怖かったので良かったのではないでしょうか?

ノルウェー出身のクレブバーグ監督が以前作ったショートフィルムを元に作られた映画で、本作品でもクレブバーグが監督しており、この作品で高い評価が得られたのでしょう。『チャイルド・プレイ(2019)』の監督に抜擢されております。

写真出典:映画『ポラロイド』公式サイト Copyright © GAGA Corporation. All Rights Reserved.

映画『ポラロイド』作品情報

原題:Polaroid

公開年:2019年

監督:ラース・クレブバーグ

出演:キャスリン・プレスコット、タイラー・ヤング、グレイス・ザブリスキー

上映時間:88分

映倫区分:G(ホラー映画にしてはあまりグロスではありません。ちょっと気持ち悪いオバケが出るくらいです。)

映画『ポラロイド』あらすじ

アンティークショップで働くカメラが大好きな女子高校生バード(キャスリン・プレスコット)は、友人からポラロイドカメラをもらうが、そのカメラを使って写真を撮り始めた瞬間から悲劇が始まった。

被写体となった友人たちが次々と怪死する。そして、バードは写真に写る不自然な影に気づく・・・


©2019 DPC SUB 1A1, LLC

映画『ポラロイド』キャスト

キャスリン・プレスコット(役名:バード)

映画『ポラロイド』
写真出典:映画『ポラロイド』公式サイト Copyright © GAGA Corporation. All Rights Reserved.

主人公の女子高校生バード役を演じているのは、28歳のキャスリン・プレスコット。キャサリンは10代の頃から『Finding Carter』など数多くのティーンドラマや映画などに出演。童顔なので、まだまだ高校生役が十分いけますね。

タイラー・ヤング(役名:コナー)

映画『ポラロイド』
写真出典:映画『ポラロイド』公式サイト Copyright © GAGA Corporation. All Rights Reserved.

28歳のタイラー・ヤングが、主人公バードが密かに思いをよせるコナー役を演じています。彼にとって本作品が初めての長編映画。アメリカのドラマシリーズ『Eyewitness』では主人公の息子役を演じていたのですが、作品自体がイマイチだったので私は途中で観なくなってしまいましたが、彼の演技は上手だと思います。イケメンですし、ブレイクスルーして欲しい役者さんです。

映画『ポラロイド』感想

映画『ポラロイド』
写真出典:映画『ポラロイド』公式サイト Copyright © GAGA Corporation. All Rights Reserved.

注:最後のネタバレはしません。

『ポラロイド』のあらすじを読んでほとんどの人があのハリウッドでリメイクもされた、日本発のホラー映画「ビデオを見た者を1週間後に呪い殺す」の『リング』を思い出すでしょう。

この作品もお話の基本は同じで、アンティークショップで働く男性スタッフ・タイラがヤードセールで見つけたポラロイドカメラをバードにあげたところから始まり、そのポラロイドカメラで撮った被写体は次々と怪死するというもの。

怪しい影

ポラロイド写真には怪しい影が写っているのにすぐ気づき、2人の友人が死んだ時点でこの影が呪いの影だと気づくバードがすごいです。

面白いところは、写真に写ってしまった友人たちにそれを伝えるも、馬鹿馬鹿しいと言われ、友人の1人が写真を燃やし始めるとその写真に写っている女の子の腕が燃え始めるんですよ!

それで、友人たちはバードの話を信じ始めるのです。バードはアンティークショップで友人が殺された後に店に戻り、カメラのケースがないか探しに戻ったところで、悪霊に襲われそうになるのですが、その悪霊がどうやら熱に弱いということに気づきます。

そして、実はバードもグループ写真の中に反射して映っていたので悪霊に襲われることに。

面白かった!

映画『ポラロイド』
写真出典:映画『ポラロイド』公式サイト Copyright © GAGA Corporation. All Rights Reserved.

正直、面白かったです!ホラー映画の基本を押さえてて、電気付けりゃいいのに暗闇のまま動くとか、1人になっちゃいけないと分かっているのに1人で行動するとか、地下室とか屋根裏なんて行かなきゃいいのに行く、とかあったりして、つい「1人は危ないよ!」と突っ込みいれたくなっちゃいました。

そして、ちゃんと「被写体になったら襲われる」というルールのようなものがあったのも分かりやすくて良かったです。あの大ヒット映画『リング』が同じようなコンセプトで大成功したのですから真似しない手はないですよね。

それに写真に起きたことが実際に起こってしまう、という点も良かった!例えば、写真を真っ二つに破ったら写真に写っていた人もまっぷたつ!とか、「ぎゃー!」と叫びながらもクスッと笑える要素が入ってたのも私的にはとても好きでした。

ヘビー過ぎないホラー映画

ホラー映画を観ていると、なんでもありだな、と言いたくなることが多いですが、主人公のバードは結構賢いという設定なのでストーリーが論理的に進んでいき内容がごちゃごちゃにならずに分かりやすくで良かったです。

主人公のバードが、なぜこのポラロイドは呪われているのか?元の持ち主は誰なのか?何が過去にあったのか?などの大事な部分を調査して突き止めようとするので、観ていて余計なフラストレーションが溜まらずイライラしません。

そして、重要なポイントである「どうやって悪霊を退治するのか?」も結構簡単に分かってしまいますし、「そうだよね!その方法があったね!」と納得出来る点もグッドでした。

出てくる高校生たちもみんないい子だし、お互い助け合ったりして。ホラー映画だけど、観ていて気持ちよい映画でした。

2度は観ないけど、1度は観る価値ありますよ!彼氏や彼女と観に行くのに丁度いい感じのホラーです。

十分ホラー映画の要素を持ちつつ楽しめ、そしてヘビー過ぎないホラー映画なので、観た夜トイレに1人で行けない、ということにはなりません