映画『ストーリー・オブ・マイライフ/私の若草物語』トリビア情報・間違い探し!

2020年6月16日

ストーリーオブマイライフ/私の若草物語 撮影中の一こま映画『ストーリー・オブ・マイライフ/私の若草物語』の日本公開を記念して、「若草物語」の大ファンですっかりこの映画にはまってしまった私が、映画撮影裏話、トリビア情報、映画の中の間違い探しなどをお送りします!

写真出典:『ストーリー・オブ・マイライフ/私の若草物語』公式サイト

『ストーリー・オブ・マイライフ/私の若草物語』トリビア情報

映画『ストーリー・オブ・マイライフ/私の若草物語』の撮影・セットや衣装・キャスティングに関する裏話を色々なソースから集めた情報をここにまとめてみました。

*映画のネタバレを含みますので、ご注意ください。

撮影・ストーリー編

ストーリーオブマイライフ/私の若草物語
写真出典:『ストーリー・オブ・マイライフ/私の若草物語』公式サイト

4女のエイミーを演じたフローレンス・ピューは、2019年に公開されたホラー映画『ミッドサマー』の撮影を『ストーリー・オブ・マイライフ/私の若草物語』の撮影開始のちょうど数日前に終えたところだった。
ピューによると、「精神的にストレス状態に置かれた映画の後にエイミーを演じられたことは、まさしくセラピーだった。」とコメント。


エイミーが結婚に関してローリーに話すアートスタジオでのシーンは台本にはないものだったが、メリル・ストリープの提案によって撮影の直前に加えられた。
ガーウィグとストリープは、当時の女性がいかに権力がないのか、ということを現代の視聴者に理解してもらうためには必要だと判断

ちなみに、「若草物語」の時代は、女性は職業を持たず、選挙権も無いばかりか、結婚と同時にお金・土地の権利を無くし、親権も持つことが許されなかったのです。


ジョーが出版社と著作権について話し合い、ジョーが「著作権は自分が持つ」と言ったうシーンだが、これは実際に「若草物語」の著者ルイーザ・メイ・オルコットが経験したこと。

当時、著作権は出版元が持つことが多かったが、いかにオルコットが頭がよく、ビジネスセンスがあったかが分かるエピソード。


シアーシャ・ローナン演じるジョーとフローレンス・ピュー演じるエイミーが喧嘩をするシーンでは、ピューはローナンに顔ビンタの許可をだした。


ローリー役のティモシー・シャラメがジョーにプロポーズするセリフは、シャラメによるアドリブも多かった

キャスティング編

「若草物語」を原案とした映画の製作が予定されていると聞いたシアーシャ・ローナンは、監督・脚本のグレタ・ガーウィグに「私がジョーをやります。」とまるで要求するかのように言ったそう。
ガーウィグは、『レディ・バード』でローナンとタッグを組んだばかりだったので、はじめは躊躇し「ちょっと考えさせて」と言ったが、ローナンのその行動自体がジョーらしいと感じ「YES。あなたがジョーよ。」というメールを送った。

後に、ローナンは監督に「今までに自分からそんなことを言ったことはなかったし、これからも絶対しないと思う。」と言ったそうでローナンのジョー役に対する意気込みが感じられますね。


長女のメグ役は当初エマ・ストーンの予定だったが、2018年公開の映画『女王陛下のお気に入り』のプロモーションスケジュールと合わず、エマ・ワトソンになった。


「若草物語」はアメリカを代表する作品だが、4姉妹のキャストのうちアメリカ人はシアーシャ・ローナンだけ。(彼女はニューヨーク出身でアイルランド育ちのため、英語の発音はアイルランドイングリッシュ。)
エマ・ワトソンとフローレンス・ピューはイギリス人。エリザ・スカンレンはオーストラリア人。


ベス役のエリザ・スカンレンは、実際にピアノが弾ける。ベスがローレンス家でピアノを弾くシーンは、スカンレン自身が演奏している。ベス役をする上での前提条件は、ピアノが弾けることだった。

監督・脚本のグレタ・ガーウィグ編

『マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)』監督・脚本のノア・バームバックと事実婚中の本作品監督・脚本のグレタ・ガーウィグは、この作品の撮影終了時に既に妊娠6ヶ月だった。フィルムの編集を終えて48時間後にガーウィウは、第一子を出産。撮影中は妊娠中であることを公表せず、誰一人としてそれに気づかなかった。


監督・脚本のグレタ・ガーウィグは、古典ドラマを自然光で撮影する際のアドバイスをスティーブン・スピルバーグに請うた。スピルバーグは、ガーウィグにデジタルでなく35ミリフィルムで撮影するように言った。

セット・衣装編

ストーリーオブマイライフ/私の若草物語
写真出典:『ストーリー・オブ・マイライフ/私の若草物語』公式サイト
↑監督と衣装のジャクリーンが衣装について話し合っているひとこま

衣装デザイン担当で本作品で2度目の米アカデミー賞衣装デザイン賞を受賞したジャクリーン・デュランは、ジョーとローリーのいくつかの衣装を全く同じデザインで作り、物語の中にあるように男勝りのジョーがローリーの洋服を着ていたような設定にした。


マーチ家の概観は質素なデザインにし、インテリアはカラフルで明るくデザインされた。セットでは、スタッフはマーチ家を「宝石箱」と呼んだ。現存するオルコット家に忠実に再現された。

間違い探し編

フレデリックがジョーの小説を読み批評しているとき、カメラアングルによってフレデリックが新聞の切り取りを持っていたり、本を持っていたりと違っている。


屋根裏部屋で4姉妹がローリーとお芝居をしているとき、エイミーの青いサスペンダー紐がカメラのアングルによって肩からずり落ちてたりしなかったりする。


原作本の中で4姉妹は、マーチ大伯母を”マーチおばさん”と”ミスターマーチ(4姉妹の父親)のおばさん”という意味で呼んでいる(つまりマーチ大叔母にとって4姉妹の父親は甥にあたる)が、映画の中でメグの結婚式の日に、4姉妹の父親はマーチ大伯母(メリル・ストリープ)を”My dear sister = 姉さん”と呼んでいた。

映画公開情報『ストーリー・オブ・マイライフ/私の若草物語』

映画『ストーリー・オブ・マイライフ/私の若草物語』は、2020年6月12日(金)から全国順次ロードショー。

 

参考:Vanityfair, IMDb,