映画『KILLERMAN/キラーマン』あらすじ・ネタバレ感想 リアム・ヘムズワースがプロモイベントをキャンセル!?
映画『KILLERMAN/キラーマン』は、”未体験ゾーンの映画たち2020 延長戦”映画祭で公開されているリアム・ヘムズワース主演のクライム・アクション映画です。
ただ、ちょうどUS公開時にリアムとマイリー・サイラスが別れ、リアムがこの映画のプロモーションに一切参加しなかったので、それがインディペンデント映画として興行成績に大きな影響を与えたのは間違いないです。
ここでは、映画『KILLERMAN/キラーマン』のあらすじ、キャスト、ネタバレ感想、そしてリアム・ヘムズワースのゴシップ情報などもお届けします。
写真出典:Copyright 2019 Killerman Productions LLC.
映画『KILLERMAN/キラーマン』作品情報
原題:Killerman
公開年:2019年
監督・脚本:マリク・ベイダー
出演:リアム・ヘムズワース、エモリー・コーエン、ズラッコ・ブリッチ、スラージ・シャルマ
上映時間:112分
配給:クロックワークス
映倫区分:自主規制R15+相当
映画『KILLERMAN/キラーマン』あらすじ
ニューヨークでマネー・ロンダリング組織の手下として働いている二人組み・モー(リアム・ヘムズワース)とスカンク(エモリー・コーエン)。組織のボスでありモーの叔父でもあるペリコから大きな仕事を任された二人だが、叔父から預かった金を増やしてくすねようと欲をかいたスカンクのアイディアで、ドラッグ取引に手を出してしまう。
しかし、汚職警察官たちに取引を邪魔された二人は何とか金とドラッグを持って逃走するも、車は転倒し頭を強打するモー。その時からモーは、自分が何者なのか、今まで何をやっていたのか、全ての記憶を失っていた。
映画『KILLERMAN/キラーマン』キャスト
リアム・ヘムズワース(役名:モー・ダイアモンド)
役:スカンクと組んでマネー・ロンダリングを生業としている。
オーストラリア出身、1990年生まれ。
2007年、17歳の時に、オーストラリアテレビシリーズ『ホーム・アンド・アウェー』、『McLeod’s Daughters』にゲスト出演。同年、兄のルーク・ヘムズワースも出演していたオーストラリアテレビシリーズ『ネイバーズ』のジョッシュ役でレギュラー出演を果たす。
2009年『ノウイング』 でスクリーンデビューを果たす。2010年『ラスト・ソング』 のウィル・ブレークリー役でティーン・チョイス・アワード 映画部門新人賞を受賞し、一気に女子中高生の間で人気となる。ちなみに、この時の相手役が2018年に結婚したマイリー・サイラス。
2012年~2015年、『ハンガー・ゲーム』シリーズのゲイル・ホーソーン役で知られている。
兄のルークとクリスは、二人ともハリウッドで活躍する役者であり、特に6つ年上のクリスとは双子並に顔も似ている。
エモリー・コーエン(役名:スカンク)
役:叔父のペリコの下でマネー・ロンダリングをモーとしている。
ニューヨーク出身、1990年生まれ。
2008年『Afterschool』でスクリーンデビュー。2009年『The Hungry Ghosts』でマシュー役。2012年、ライアン・ゴズリングやブラッドリー・クーパーらと『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』で共演。2012年~2013年、ミュージカルドラマ『SMASH』のリオ役で一躍お茶の間の顔に。
2015年『ブルックリン』でシアーシャ・ローナンの相手役トニーを演じた。
映画『KILLERMAN/キラーマン』ネタバレ感想
写真出典:テアトルシネマグループ Copyright 2019 Killerman Productions LLC.
まず、初めに言っておきますが、か~な~り~バイオレントです!殺人シーンはたくさん出てきますし、ほとんど血だらけです。エッチなシーンもあります。そして、途中でスカンクが犬のケージに長い間閉じ込められたりしますので、少しでも閉所恐怖症の人にはお勧めできません。(私、少し閉所恐怖症気味・・・)
お話の主人公は、マネー・ロンダリングをしている二人組みモー(リアム・ヘムズワース)とスカンク(エモリー・コーエン)という、お互いを信頼し合っている友人同士。モーは頭が良くって仕事も出来る感じがしますが、スカンクは、ちょっと単純な感じ。
ある日、マネー・ロンダリング組織のボスでありスカンクの叔父のペリコから大きな仕事を任されます。ただ、スカンクにはいつか自分のビジネスを持ちたいという大きな夢があった為、資金が必要。そこで、叔父のお金を利用しドラッグ取引をして資金を増やそうと考え、モーを巻き込んで取引現場に行くも警察に踏み込まれます。
この時に、なぜか瞬時に観ている私には分かったのですが、警察は汚職警察官の雰囲気がぷんぷん漂っていました。彼らは、ドラッグと金を押収し、金は懐に納めドラッグはドラッグディーラーにドラッグを返し、また同じことをさせながら、ドラッグを買おうとしている人間を殺し横取りする、という企み。
現実にマネー・ロンダリングとドラッグ取引はニューヨークの大きな問題となっており、5月にも大きなマネー・ロンダリング組織がニューヨーク州サフォーク郡警察によって検挙されたばかりなので、ものすごく現実味があるお話ですね。
記憶を無くすモー
写真出典:テアトルシネマグループ Copyright 2019 Killerman Productions LLC.
ドラッグ取引の現場や汚職警察官たちにカーチェイスされる場面など緊張感もあって、結構早い段階で映画にのめりこんで行けます。
そして、車が転倒事故に合い、モーが記憶を無くすあたりから断然に面白くなってきます!リアム・ヘムズワース演じるモーが「オレは、ドラッグディーラーなのかー!??」と言って、スカンクが「違うよ、マネー・ロンダリングをしてるんだよ」というシーンの演技にはなぜかクスッと笑っちゃいます。
自分の名前も職業も知らなければ、妊娠中の彼女が居ることも知らない、だけど、どうやらスカンクとは友人らしい。そして、その後スカンクが敵に捕らわれてしまいます。
バイオレントが加速し意外な展開
汚職警察官らに彼女が殺され怒り狂ったモーは、友人スカンク救出のためには、どんな手も使います。
もうこの後からすごいです、放火しちゃうわ、拳銃盗むわ、大なたで滅多切りしちゃうわ、バイオレント感が一気に加速します。
そして、無事脱出して二人揃ってお金を持って叔父のところに行くと、モーが覆面警察官で潜入捜査をしていた、という話を聞かされ、叔父にモーを殺すように命じられるのですが・・・・
実際にあった話?
最後のクレジットロールところで、”この映画は実際にあった話を元に作られたフィクションで、2014年にフランクとモーがニューヨークを離れてからの足取りは不明でモーは自分が覆面警察官だったことも知らないだろう”という記載がされるのですが、映画を観終わってすぐに、その実際にあった話の出元をリサーチしているのですが、見つかりません。
他にもネット上で私のようにリサーチしている人がいたのですが、情報は見つからず、結局のところ、実際にあった事件にインスパイヤーされたお話、というところが妥当なところなのではないか?と思っています。
リアムがプロモーションに参加しなかった?
最後に映画に関するゴシップですが、本作品で残念だったのが、映画のプロモーションの時期にリアム・ヘムズワースがちょうどマイリー・サイラスと離婚の危機(その後に離婚してます)だったので、全く映画のプロモに参加しなかったのですよ!*1
えっ?プロでしょ??と思ってしまいますよね~。違約金とか発生しなかったのかなぁ・・・と思ったのですが、リアムは、もう既にハリウッドでAクラス並の知名度があるので、お金とかどうでもいいのかもしれませんね。
プロモにはもともと、リアムとマイリーが二人揃って参加するはずだったらしく・・・*1参加していたらかなりのメディアの注目を集めたでしょうし、それが映画の興行収入に影響したのは確か。本当に映画スタッフや他のキャストたちにしてみたら、がっかりでしょう。
まとめ
本作品、クライム・アクション映画で、緊張感を持ってハラハラドキドキすることは出来ましたが、約2時間はちょっと長すぎますね~。もっとカットしても良かった場面はたくさんあるように思います。
ただし、お話の内容はただのクライム・アクションだけではなく、モーとスカンクの友情と忠誠心のお話でもあり、バイオレントのシーンが大丈夫であれば十分楽しめます。(普段からヤクザ映画とか観ている方だったら全然問題なしです。)
映画『KILLERMAN/キラーマン』は、
テアトルシネマグループの映画館で2020年7月17日(金)から公開です。
参考:
*1 News.com.au
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