『ライン・オブ・デューティ』シーズン5 最高!感想とあらすじ(ネタバレなし)

2021年9月1日

『ライン・オブ・デューティ』シーズン5を観終えたのですが、凄かった!!1話を観始めた時は、6話一気に観ちゃうぞ!と思ってたのですが、あまりにも緊迫感がすごくて私の精神状態が持たなかった・・・(^^;;で、1日1話ごと観たのですが、どのエピソードも中身が濃くって1日1話しか観れなかったです。

そんな、『ライン・オブ・デューティ』シーズン5をキャスト、あらすじ、そして感想(ネタバレなしで!)のご紹介です。
注:シーズン1~シーズン4のネタバレ含みます。シーズン5のネタバレはしません。

『ライン・オブ・デューティ』シーズン5 あらすじ

押収されたドラッグを護送中3人の警察官が射殺されたドラッグ強奪事件をきっかけに、AC-12(警察内部特別捜査班)が犯人が護送のルートを前もって知っていた可能性があったとして内部捜査開始。

犯人たちは巨大な犯罪組織集団であり実はその捜査の為にジョン・コーベット巡査部長(ステファン・グラハム)が潜入捜査をしている事実をAC-12は知る。

AC-12のテッド・ヘイスティング警視(エイドリアン・ダンバー)とケイト・フレミング警部(ビッキー・マクルーア)とスティーブ・アーノット巡査部長(マーティン・コムストン)は、潜入捜査中のジョン・コーベット巡査部長が音信不通になったことから犯罪組織側に寝返ったのではないか?という疑いを抱き始める。

スティーブが組織集団を捜査中ということに気づいたジョン・コーベット巡査部長はスティーブに接近し、この犯罪集団のトップは警察幹部であり、その不正を暴く為に引き続き潜入捜査を続けなけらばならないと言いスティーブのみの協力を求める。

2年前、コッタン警部が不正をしている幹部はHのイニシャルを持つ者だと死に際に明かした後にヒルトン(Hilton)警視総監が自殺したことにより誰もがHはヒルトンで事件は収束したと思っていた。しかし、ジョンの供述により未だに警察上層部にはHのイニシャルを持った不正警察官がいることが明らかになる。

果たしてHは誰なのか?AC-12のテッド・ヘイスティング(Hasting)警視がまさか??

『ライン・オブ・デューティ』シーズン5 キャスト

ここでは新しくシーズン5に登場するキャストをご紹介します。メインキャストはシーズン1のところをご覧ください。

ステファン・グラハム(役名:ジョン・コーベット)

役柄:犯罪組織集団にジョン・クレイトンという偽名で潜入捜査をしている巡査部長。


シーズン5に入る前に目だし帽をかぶった男の正体が明らかになりましたが、それを演じるのがベテラン俳優『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』でアル・カポネを演じたステファン・グラハムです。

彼のアイリッシュアクセントが強すぎて、理解するのにかなり私は苦戦しましたが(^^;;、あの存在感が凄いです。『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』の時も思いましたが、悪人やらせたらピカイチです。

ロシェンダ・サンダル(役名:リサ・マックィーン)

ラインオブデューティ
写真出典:BBC Line of Duty

役柄:10代の頃から犯罪集団におりそのトップを目指す野心家の犯罪者。ちなみにジョン・コーベットが潜入捜査する犯罪集団のリーダー格。


ロシェンダは、イギリス出身の女優さんでイギリスで58年続いている連続ドラマ『コロネーションストリート』などに出演、主にイギリスのテレビドラマで活躍しています。

『ライン・オブ・デューティ』シーズン5 感想(ネタバレなし)

こういう連続ドラマは、回数を重ねるごとにがっかりしてきたりすることが多々あるのですが、『ライン・オブ・デューティ』シーズン5は、1話たりとも気が緩むことがなく、緊張感が持続しました。

『ライン・オブ・デューティ』は、シーズン1~シーズン4とそれぞれが放送されるのに1年から2年と間が空きますし、話の軸が一本必ずありますので前のシーズンまでのお話の内容を覚えていなければならないので、今回シーズン5を観ていた時に、「あれ?これ誰だっけ?」ということがたまにあります。

もちろん、お話の中で軽くおさらいしてくれるのですが、夫と見ながら何度かキャラクターの関係性を確認し合ったりしてしまったので、軽くここでおさらいしてみます。

注:シーズン1~シーズン4をまだご覧になってない方は1~4のネタバレ含みます。シーズン5のネタバレはしません。

シーズン1~シーズン3で「キャディ」という愛称で犯罪組織集団のリーダー格の存在がチラつきますが、それはシーズン3でAC-12の取調べ中に逃走し、のちケイト・フレミング警部により逮捕の際に射殺されたコッタン警部補です。
コッタン警部補↓

シーズン5では、ケイト・フレミングが警部補でスティーブ・アーノットは巡査部長ケイトがスティーブのボスとなっています。それは、シーズン3でコッタン警部補を追跡し死に際にコッタンから供述を引き出したことでケイトが昇格したのですね。

シーズン5でスティーブ・アーノットが、昔付き合っていた他部署の刑事といい感じになるのですが、どうやらコトが出来ない・・・というシーンがあります。

スティーブはシーズン4で目だし帽の男に野球バットで殴られたうえに吹き抜けの階段の上から落とされてしばらく車椅子生活を強いられていたのですが、その時の後遺症に悩まされているようです。

目だし帽男

そんで、シーズン4が終わった時点でBBCが、目だし帽の男が帽子を脱ぎ取るのをCCTVカメラが捕らえたぞ!という形で、目だし帽の男の正体を明かしました。

それがシーズン5では潜入捜査をしているジョン・コーベット巡査部長だということが分かるのです。

しかし、ちょっと待てよ。潜入捜査中とはいえ、刑事が刑事を殺そうとした(コーベットがスティーブを突き落とした)って事になりませんか?

それもあって、シーズン5ではジョン巡査部長は潜入中に犯罪者側に寝返っちゃったのでは?という疑惑が浮かび上がってきます。

Hは誰?

シーズン3でAC-12のメンバーだったコッタン刑事が犯罪組織集団とともに犯罪を犯している警察幹部の手下だったことが分かりました。

コッタンの死に際にケイト・フレミングが「どの警察幹部の指図で動いていたのか?」と聞き、銃弾の傷の為に声を発せられない彼に対しケイトは「イニシャルはA?B?C?・・・・・」とアルファベットを言っていくとコットンがHのところで指をぴくっと動かしたことから、誰もがHのイニシャルを持った幹部がその人物だと思い込んでいたわけです。

シーズン4で黒人の女性警部ロズ・ハントリー(Huntley)が捕まり、ヒルトン(Hilton)警視総監が自殺したことにより、Hのイニシャルの人物たちが分かったところで事件は解決した、と思っていたわけですが、シーズン5では、あら、やだ、まだ捕まってない人がいるの??という事態になります。

一体何人Hのイニシャルで不正をはたらいている警察幹部がいるんだ!とつっこみたくなりますが、そこは我慢。

そして、シーズン5ではあの真面目なAC-12のテッド・ヘイスティング警視に暗雲がたちこめてくるのです。そうです、ヘイスティングはHastingですから・・・😱

シーズン5の最終回では「あ~、そういうことだったのね~!」とびっくり仰天な展開になってきます。

とにもかくにも、1話から6話までものすごい緊張感です。もう何度となく布団かぶってその隙間から画面を見たことか・・・(笑)

一体、誰がHなのか?

ジョン・コーベットは寝返ったのか?

AC-12は今までにないピンチに陥ります!一体誰を信じたら良いのか分からなくなり、どのキャラクターも胡散臭く見えてきます。(^^;;

『ライン・オブ・デューティ 汚職特捜班』シリーズは、Netfilx、または、2020年11月現在シネフィルWOWOWで一挙配信中!