歴史ドラマ「エセックスの蛇」のあらすじ、キャストの紹介、ネタバレ感想!トム・ヒドルストンが迷える牧師役に

歴史ドラマ「エセックスの蛇」

トム・ヒドルストンとクレア・デインズがダブル主演のドラマ「エセックスの蛇」は数々の賞を受賞したイギリスの作家サラ・ペリーの同名小説が原作。

ここでは、Apple TV+の歴史ドラマ「エセックスの蛇」のあらすじ、キャストの紹介、ネタバレ感想をお届けします。

「エセックスの蛇」あらすじ

1893年、未亡人となったロンドン在住のコーラ・シーボーンは、エセックスの伝説の生き物・大蛇が戻ってきたという噂を聞き、その存在を確かめるためにエセックスのアルドウィンという小さな村を訪ねることに。

そこで知り合った牧師ウィルは大蛇の存在を頭ごなしに否定するが、のちにウィルの妻や子供たちと仲良くなると同時にウィルともお互いの意見を尊重し惹かれあうようになる。

後日、村の娘が溺死で発見されると村人たちは、大蛇の仕業では・・・と不安におびえるように。その後も悲劇が続いたことから、コーラは大蛇の呪いを引き寄せたとして村人たちから責められることに・・・

「エセックスの蛇」キャスト

クレア・デインズ(役名:コーラ・シーボーン)


役柄:未亡人で息子が一人いる。夫がビジネスで成功していた為裕福でメイドをかかえる暮らしぶり。化石の発掘が趣味。


クレアの女優人生は滑り出しがよかったですね~。映画『アンジェラ 15歳の日々』で若干15歳で初めてエミー賞主演女優賞を受賞。その後、映画『テンプル・グランディン 自閉症とともに』、映画『HOMELAND』でエミー賞とゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞という輝かしい功績。

私生活ではイギリス俳優のヒュー・ダンシーと結婚し二人の子供をもうけています。

 

トム・ヒドルストン(役名:ウィル・ランサム)


役柄:エセックスの小さな湿地帯の村アルドウィンの牧師。妻と娘と息子と暮らしている。


トム・ヒドルストンというと映画『マイティ・ソー』『アベンジャーズ』のロキ役だと思いますが、私はドラマシリーズの「ナイトマネージャー」のジョナサン役が好きなんですよね~。ちょっと影があるイケメンぶりは最高でした。

私生活ではテイラー・スウィフトと付き合っていた時期もありましたが、現在はゾウイ・アシュトンと婚約中。

クレマンス・ポエジー(役名:ステラ・ランサム)

役柄:ウィルの妻で2児の母親。


パリ出身の女優さん。テレビシリーズの「Gunpowder, Treason & Plot」のメアリー1世役で脚光を浴び、その後は映画『ヒットマンズ・レクイエム』のクロエ役や映画ハリーポッターシリーズのフラー・デラクール役など。

素肌が綺麗な方でメイクもあまり普段はされないそう。性格が良くて繊細な雰囲気がステラ役にぴったりでした。

 

フランク・ディレイン(役名:ルーク・ガレット)


役柄:コーラの夫の主治医だった。夫なき後、コーラと親しくなる。


映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』で高校生時代のヴォルデーモート役、テレビシリーズの「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」のニック役で知られています。

父親は俳優でテレビシリーズの「ザ・クラウン」でグラハム・サザーランドを演じたスティーブン・ディレイン。

「エセックスの蛇」ネタバレ感想

原題は”The Essex Serpent”。

Serpentは蛇という意味ですが、田舎とかで見る足元チョロチョロしている蛇ではなくて、沼や湖畔に住んでいる架空の大蛇のことを指します。なので、邦題はお話の内容からしても「エセックスの大蛇」とすべき。でないとなんで小さな蛇が村人たちを恐怖に陥れるのか?が分からなくなりますよね・・・

と、それは置いといて・・・なんの予備知識もなく見始めたのですが、当初は小さな村にはびこる迷信的なものから村人やコーラが恐怖のどん底に!的なものかと思いきや、コーラとウィルとルーク医師の恋愛模様という。それもウィルは結婚しているので不倫。

私的には恋愛ものが好きですし、相変わらずトムヒはカッコいいし、ビクトリア朝の衣装や街並み、当時の労働者階級の貧困ぶり、そしてルーク医師が初めて心臓開胸手術に成功したなど歴史好きの私には興味深かったです。

ちょっと気になって調べてみたら世界で初めて開胸手術をしたのはルークという人ではなかったですね。アフリカ系アメリカ人のDaniel Hale Williamsという方でした。
まぁ、フィクションですから別にいいんですけど。ちょっと破天荒で野心に溢れているというキャラクター設定をしたかったのでそういうお話にしたのかもしれません。

ただ、なんかまとまりがなかったというか。
結局大蛇はいなくって、クジラだったという。

そして、子供たちが教室でバタバタと倒れたのは集団ヒステリー的なものでしたが、あのどんよりとした曇り空が続く天候と昔からエセックスという湿地帯に伝わる神話が人間の心理に影響した、という、ある程度納得がいくストーリー。


でも、コーラとウィルが思いっきり惹かれあって、コーラの誕生日パーティーでダンスをしてたら周りの目もはばからずお互いの目を見てうっとりしちゃうって・・・自分の先が長くないと悟った奥さんのステラがしかけたものでしたが、いや~見ているこっちが恥ずかしかったわ。

それに、周りになーんにもないおっぴらげな野外でコトに及ぶし。イヤイヤ、絶対誰かに見られちゃうでしょ。

一番いい性格のステラが病気で死んじゃうし。でも、結構すぐにウィルは立ち直ってコーラと一緒になるというハッピーエンド。

う~ん、歴史ドラマだったから見れたかな~。どうしても昼ドラ感が拭えなかった・・・

キーラ・ナイトレイがコーラ役を演じる予定だったのを子育てを理由に降板したそうですが、キーラが演じたらそこまで昼ドラっぽくはならなかったような。

でも、トムヒが好きな人、歴史ドラマが好きな人、昼ドラ好きな人にはおすすめです。

歴史ドラマ「エセックスの蛇」Apple TV+で。(2022年7月24日現在)