『ボッシュ』シーズン5Amazonプライムで一気に10話観た感想とあらすじ(ネタバレなし)
あの待ちに待った『BOSCH/ボッシュ』シーズン5が一気にAmazonプライムで配信されるとともに全部で10話を一気に観てしまいました。
いや、最初は一気に観るつもりなどなく大事な大事な『BOSCH/ボッシュ』なので、ちびちびと観ようかと思ったのですが、待てなかった!次のエピソードが観たくて指が~クリックしてしまってました・・・
こういう長く続くシリーズものは途中で話がリピートし始めたりして嫌気がさして『リベンジ』や『24』の時みたいに投げ出しちゃうことがたまにあるのですが、この『BOSCH/ボッシュ』はそういう不安がひとかけらもないんですよね~。1話目からもうフックされてしまいました!
ここでは、『BOSCH/ボッシュ』シーズン5の詳しいあらすじと感想を、シーズン4の復習も入れながらお話します。
『BOSCH/ボッシュ』シーズン4の復習
シーズン4の復習に入る前に、サラッと『BOSCH/ボッシュ』の説明をすると、『BOSCH/ボッシュ』は、アメリカのベストセラー作家マイケル・コナリーのメガヒット小説「ハリー・ボッシュ・シリーズ」を原作とした犯罪捜査ドラマ。
主人公は、ロサンゼルス市警の刑事ハリー・ボッシュ。ハリーは優秀な刑事だが、危険を顧みない一匹狼タイプで、ボスや相棒のジェリーからの信頼は厚い。妻とは離婚したが関係は悪くない。その妻との間には可愛い聡明な娘がいる。
では、シーズン4で起こったことで重要なポイントでシーズン5につながっていくことだけ復習します。(時間があれば、シーズン1から観ることをおすすめしま~す!)
- ボッシュの元妻がFBIの捜査で中国マフィアの違法賭博&殺人の潜入捜査をする中、バイクに乗った二人組みに射殺され、ボッシュが捜査をするも犯人は中国の秘密警察(彼らもLAで中国マフィアを追っていた)でFBIに捜査を邪魔されたくないためにハリーの元妻を殺害。ボッシュはその犯人を追うも、中国の大物と密接な関係があるアンタッチャブルな人物であることが判明。元妻の犯人は捕まらないまま。ボッシュはシングルファーザーとなる。
- ボッシュは、自分が子供の頃に殺された母親の犯人が警察委員会の委員長であることを(シーズン3で)目星をつけ、自白させ逮捕する。
- ボッシュの仕事のパートナー黒人刑事、ジェリー・エドガーの私生活は、元妻とよりを戻したかのように見えたが、元妻はカジュアルな関係を望み再婚する意思はないとジェリーに伝える。
はい、シーズン4をざっと(本当にざっとでした)復習したところでやっと、シーズン5のあらすじです。
『BOSCH/ボッシュ』シーズン5のあらすじ
シーズン5のお話の縦糸は2つで、その1つとなるのは、『ボッシュ』シーズン5はアメリカのオピオイド問題をあぶり出すでもお話しましたが、オピオイドを高い金で違法に横流ししている密売グループによる殺人事件。
1話目の始まりは、ボッシュが頭ボサボサ、身なりも汚らしい格好で杖をつきながら小型飛行機から降りてくるところから始まる。
ここで、ボッシュ、潜入捜査だ~!と分かりワクワクです。
そして物語はその数週間前にさかのぼり、マスクをした二人組みが薬局を強盗。
あっ、アメリカでよくある(苦笑)薬局強盗ね、と思った方、違います、これには巧妙なもっと大きな組織が関連しており、シーズン5の主なストーリーラインとなっていきます。
ロサンゼルス市警とボッシュ達が薬局強盗の捜査に当たるが、犯人がハイドロコドンを盗み、射殺した薬局のオーナーの死体の脇にハイドロコドンを一錠投げ捨てて去ったことから、ボッシュ達はオピオイド関連だと目星をつける。薬局のオーナーには若い薬剤師の息子がいるが、自分の薬局が強盗されたと知るやいなや逃亡。
大量の処方箋が処方されていることから痛み専門のガーシアクリニックを割り出し、その張り込み中に、大型バンに多くのドラッグ依存者たちが乗り込むのを見て、ボッシュはそのクリニックに潜入捜査!
しかし、途中でトラブルが起こり、ジェリーがボッシュの行方を見失ってしまい、その後ボッシュは小型飛行機に乗せられて他のドラッグ依存者たちと砂漠のど真ん中の怪しいキャンプ場に連れて行かれる。
そして、もう1つの縦糸は、ボッシュが昔検挙した殺人事件「スカイラー事件(ロック歌手が若い女性を殺害)」を検事局が捜査中という事実を知る。
きっかけは、別の事件で収監中の男が死に際でスカイラー事件の真相を口にした、というもの。これが、本当ならばボッシュが検挙した数多くの有罪事件が疑問に問われる可能性もある。ボッシュは、長年の敵でもあった女性弁護士チャンドラーに弁護と独自捜査を依頼する。
『BOSCH/ボッシュ』シーズン5 感想
シーズン5もお話が始まって一気に物語に引き込まれていきました。もうすごいです!全く衰えていません!
『BOSCH/ボッシュ』の原作者、マイケル・コナリーがプロデューサーの一人として製作に関わっているのも大きな要因かもしれませんね。
シーズン5の主なストーリーラインは、あらすじでもお話したように、ボッシュによるオピオイド薬の大量処方&密売の潜入捜査ですが、潜入捜査は視聴者をドキドキさせますよね~。
それに、密売人たちの何とも残虐なこと!
ボッシュは大丈夫だって分かってても、「ボッシュ~!ウロウロしないで~。見つかっちゃう~。」とか思って、製作者の思う壺・・・😅
写真出典:Amazonプライム『ボッシュ』公式サイト
そして、ボッシュが潜入捜査中にバックアップの相棒ジェリー達と離れざるを得なくなってしまって、ボッシュの行方が分からなくなりジェリーや警部補が何も出来ずに待つばかりのシーンでは、母親を亡くしたばかりのボッシュの娘マディの不安そうな顔を見てるとこちらまで不安になり、不安度マックス状態に。
面白いのが、この密売人グループに辿り着くまでの過程。
何人も人が殺されて、それがどうやってこの事件と結びついていくのか、とか、悪徳ドクターが表面は良い医者を装ってるシーンとか、オピオイド依存症の患者のゾンビぶりとか、ボッシュが潜入捜査に入るまでの準備とか。
もう1つのサブメイン的なストーリーラインは、ボッシュが検事局に目をつけられて過去の事件「スカイラー事件」を再捜査されてしまうというものですが、この件を更に面白くするのは、その検事局の女性捜査員。
彼女はボッシュと昔ふか~い関係にあったので、(苦い別れ方をしてる)かなりボッシュを憎んでいるので、なんとかボッシュを陥れたくて必死なのですが、その女性局員の必死さがなんとも皮肉な面白さをかもし出しているんですよね。
でも、この事件、実は警察のトップ、アービン警視庁総監がどうやら関係しているらしく・・・
おとぼけシニア刑事二人組み
そして、忘れてはいけないのがおとぼけシニア刑事ふたり組みです。この二人がいることでピーンと糸が張り詰めたような状態のストーリーの中で箸休め的な役割をしてくれているんですよね。
シーズン4では、コリアタウンで起こっていた連続殺人犯をひょんなことでおこぼれ検挙しちゃうっていう。。。そして、1話でこの2人が交通事故を起こし、彼らの進退が危うくなる?という危険性も。
ボッシュの娘 マディに今後期待
写真出典:Amazon プライム
さて、『BOSCH/ボッシュ』の製作チームがシーズン6の製作を決定した!というニュースが2018年の11月に発表され、ボッシュファンを喜ばせてくれましたが、今後のストーリー展開として、私はボッシュの愛娘マディに期待しちゃうんですよね~。
マディは、シーズン5では、母親の死から立ち直り、すっかり大人の女性になって検事局で事務のインターンとして働いてます。その彼女の職場が、今回ボッシュの過去の事件(スカイラー事件)の真相を暴こうとしている場所になるのですが、かえるのこはかえる、でちょろちょろと大事そうなお父さんの事件に関係してそうなメモや書類を写メしちゃうんですよね。
誰かに見つかったら大変なことになる!と視聴者はドキドキですが、さすがボッシュの娘。怖いもの知らず大胆不敵です。そして、マディの恋愛もどうなることか今後楽しみですし、今後マディに期待、です。
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