Netflix映画『泣きたい私は猫をかぶる』ネタバレ感想 声優陣が花江夏樹、志田未来と豪華!

『泣きたい私は猫をかぶる』

アニメは正直、あまり観ないのですが、猫好きの私としては観ずにはいられなかったNetflix映画『泣きたい私は猫をかぶる』をやっと視聴しました!

2018年の映画『ペンギン・ハイウェイ』で一躍注目された新進気鋭のアニメ製作会社スタジオコロリドの最新作。そして、声優陣は、今ノリに乗ってる女優志田未来と映画『鬼滅の刃』の竈門炭治郎の声を担当した花江夏樹、そしてお笑い芸人のおぎやはぎの小木博明といった顔ぶれで豪華です!

ここでは、Netflix映画『泣きたい私は猫をかぶる』声優陣の紹介、ネタバレ感想をお届けします。

Netflix映画『泣きたい私は猫をかぶる』作品情報

原作:泣きたい私は猫をかぶる 著:岩佐 まもる

英語題:A Whisker Away

公開年:2020年

監督:佐藤順一、柴山智隆

脚本:岡田麿里

声優:志田未来、花江夏樹、山寺宏一、小木博明

上映時間:104分

Netflix映画『泣きたい私は猫をかぶる』登場人物・声優

志田未来(役名:笹木美代 通称:ムゲ)

役柄:両親が離婚しており、がさつで図太い神経だと思われているが、実は繊細。日之出賢人に片思い。


子役出身の女優さん。13歳のときに連続ドラマ「14才の母」で妊娠&出産をした中学生役を熱演し、橋田賞新人賞を史上最年少で受賞。

声優は本作品で5作目。スタジオジブリ作品「借りぐらしのアリエッティ」で主人公のアリエッティの声も担当しています。

花江夏樹(役名:日之出賢人)

役柄:家は陶芸工房をしており、学習塾に通いつつも本当は陶芸家になりたい、とも思っている。


今では花江夏樹の名前を知らない人はいないのでしょうか?『鬼滅の刃』の竈門炭治郎の声を担当している方です。

花江さんのビジュアルもなかなかいいことから最近『鬼滅の刃』ブームと共にメディアの露出も増えてます。
年に10本~20本近い作品の声を担当している超売れっ子声優です。

山寺 宏一(役名:猫の店主)

役柄:美代に猫の仮面を渡す猫。


数多くの映画の吹き替えを担当しているベテラン声優さんです。

有名なところでは「それいけ!アンパンマン」のめいけんチーズ役、後にジャムおじさんも兼任。ディズニーフィルムでも『美女と野獣』『アラジン』などたくさん担当しています。

小木博明(役名:楠木先生)

役柄:美代の学校の担任


いくつかのドラマには出演しているおぎやはぎの小木ですが、声優は初めて。
本作品の楠木先生は小木の当て書きだそうで(話題取りでしょう)、キャラクターのルックスも黒縁めがねをかけてて小木さんそっくりです。

Netflix映画『泣きたい私は猫をかぶる』ネタバレ感想

猫がタイトルに入ったアニメ映画という事で、ふとジブリの映画『猫の恩返し』を思い出してしまいましたが、『猫の恩返し』よりダイレクトに観客に訴えかけてくるメッセージ性の強い内容だったと思います。

主人公の美代は、元気いっぱいで時々他人からは理解不能な行動を度々取るため「無限大謎人間」略して「ムゲ」と呼ばれているような少女です。

好意を寄せる男子生徒で同級生の日之出賢人には、毎朝”日之出サンライズアタック”といういわゆるヒップ・アタックを交わして愛情を表現するぶっ飛んだ性格。しかし、それも普通の愛情表現の仕方を知らず不器用なためなんでしょう。

”日之出サンライズアタック”

しかし、”日之出サンライズアタック”がどーーーも、理解不能で。

いくら不器用だからといってこんなことする中学生がいるのでしょうか?

美代の性格「無限大謎人間」を印象付けるためにも”日之出サンライズアタック”は物語の中に必要だったのかもしれません。

しかし、英語字幕で観ていたのですが、外国人の夫にはこのキャラクターの行動はカルチャー的なもの(日本人はよくこういう事をするのか)なのか?それともキャラクター設定なのか?という説明をする必要があり。

せっかくNetflixで英語圏にも配信しているのですから、もう少し別な表現で美代の不器用さを表現出来たら、異文化の人にも理解しやすかったのでは・・・と思いました。

人間関係に仮面をつける

そんなコミュニケーションが苦手な美代がある日猫の店主からもらった猫のお面をつけ猫に化け、大好きな日之出君の家に行き、日之出君の日常を垣間見るうちに、だんだんと猫のほうが人間でいるより楽だな、と思うようになります。

確かに人間は猫に対しては無防備ですから、自分の心の内をさらけ出します。しかし、人間同士はそうはいかない。そこでどうやってコミュニケーションをとるか、で皆悩むのです。

私達人間の一番の悩みは人間関係でしょう。
良かれとしたことが裏目に出たり、傷つけるつもりはなかったのに傷つけてしまったり・・・

特に多感な10代で美代のように家庭が複雑だと、荒波を立てないように、と自分の本当の気持ちを言えず、誤魔化しているうちに、美代は周りから理解されにくい”ムゲ”になってしまったのです。

でも、恋愛は誤魔化すわけにはいかない、それでああいう意味不明な”サンライズ・アタック”とかしてしまう。(なんか、一周回ってこうやってレビュー書いているうちに少し作者の意図が掴めてきたような気がしますが、やはり”サンライズ・アタック”はいただけない。現実とは程遠すぎて・・・)

猫の世界

猫の島の世界の描写はアニメの真骨頂を発揮したと言えるでしょう。これが実写だったらだいぶムリが出る。でも、ファンタジーはやっぱりアニメですよね~。

美代にとっては怖い猫の世界だったでしょうが、観ている私も美代がいつ人間に戻れるか?と少々ドキドキしながらも、猫の世界で猫たちが人間のように暮らす様子に思わず笑ってしまいました。私、動物の擬人化好きなんですよね。

猫のアニメ描写も良かったです~。日之出が太郎と呼ぶ美代扮する猫も真っ白で、仕草も可愛くって。みゃー、という猫の鳴き声も本物の猫の声みたいで、猫好きにはたまりませんでした!

想いを言葉で伝える

美代が、猫になりたい、と思ったころから段々と人間の声が理解できなくなるのですが、これはいわゆる戒めですね。”楽になりたい、辛いから”と思うとろくな事にならないのですよ。

人に自分の想いを伝えようとするのは勇気がいる。相手が何を考えているのか分からなくて不安でしかたがない。

でも、失敗したって振られたって、言葉にすることは大事。そこから学ぶことはたくさんあるから。

傷つくのが怖くて表面だけをこするように生きていると「伊藤くん A to E」の伊藤君みたいになっちゃう。

まとめ

大人の私には少し甘すぎた内容でしたが、お話の先がすぐ読めてしまったわりには、美代たちが猫の世界に行って果たして人間に戻れるか?という場面は「戻れるだろう・・・」と分かっていながらも、山寺さんが声を担当している猫の店主のキャラクターの冷酷さと自分勝手さが上手く表現されてて、ドキドキ出来ました。

泣きたいのに笑って生きることに慣れてしまった大人たちにとって、人生の生きる術を学んでいる途中の子供達の気持ちに気づくことが出来た映画でもありました。

小学生から中学生といった若い観客におすすめですので、ぜひ親子連れで!

映画『泣きたい私は猫をかぶる』はNetflixで配信中!

公式サイトはこちらから→映画『泣きたい私は猫をかぶる』