映画『僕のワンダフル・ジャーニー』感想やあらすじ、吹き替えキャストをご紹介

2021年9月1日

映画『僕のワンダフル・ジャーニー』

2019年9月13日公開の『僕のワンダフル・ジャーニー』は、2017年に公開された『僕のワンダフル・ライフ』の続編です。前作では飼い主のイーサンと再会すべく3度生まれ変わった犬のベイリー。本作品ではイーサンの孫娘のCJを守るために新たな犬生の旅を始めます。

犬好きにはたまらない涙腺崩壊間違いなし!の心温まる感動ストーリーです。2度観に行ってしまいました!

写真出典:© Universal Pictures and Amblin Entertainment. All Rights Reserved.

『僕のワンダフル・ジャーニー』作品情報

原題:A Dog’s Journey

公開年:2019年

監督:ゲイル・マンキューソ

出演:デニス・クエイド、キャスリン・プレスコット、ヘンリー・ラウ、マージ・ヘルゲンバーガー

上映時間:109分

映倫区分:G(小学生高学年から楽しめる映画です。)

『僕のワンダフル・ジャーニー』あらすじ

前作『僕のワンダフル・ライフ』では、愛する飼い主のイーサン(デニス・クエイド)に再会すべく、3回も生まれ変わった犬のベイリー。続編となる本作品では、犬のベイリーはイーサンの農場でイーサンの妻ハンナ(マージ・ヘルゲンバーガー)と彼らの孫娘CJ、そしてCJのママ、グロリア(ベティ・ギルピン)と幸せに暮らしていた。
しかし、CJのママは最愛の夫を亡くしたばかりで悲しみと子育てに苦悩しており、日々ハンナと口争いが絶えず、ある日娘を連れて家を出て行ってしまった。
再びイーサンとの別れのときがきた犬のベイリーにイーサンは「可愛い孫娘CJを守って欲しい」と告げる。新たな使命を受けたベイリーは再び生まれ変わり、CJを守り、家族をひとつにするべく奮闘する!


© Universal Pictures and Amblin Entertainment. All Rights Reserved.

『僕のワンダフル・ジャーニー』キャスト

ジョシュ・ギャッド(役名:犬のベイリー/モリー/ビッグ・ドッグ/マックス)

前作と同様、ジョシュ・ギャッドが、犬のベイリーをはじめとする犬たちの声優をしています。

2008年の『ラスベガスをぶっつぶせ』で映画デビュー。2010年の『サーフィン ドッグ』では犬のバンダナドッグで初声優。2013年にディズニー映画『アナと雪の女王』のオラフ役をつとめ、第41回アニー賞声優部門を受賞。

デニス・クエイド(役名:イーサン)

デニス・クエイド

写真出典:『僕のワンダフル・ジャーニー』公式サイト

前作に続き、ベイリーが愛する飼い主を演じているのはベテラン俳優のデニス・クエイド。

アメリカ・ヒューストン出身。1979年の青春映画『ヤング・ゼネレーション』(Breaking Away)でデビュー。1983年にはドラマ『ライトスタッフ』(The Right Stuff)で実在する宇宙飛行士ゴードン・クーパー役を演じ一躍注目を浴びる。

2002年の『エデンより彼方に』(Far from Heaven)で、フランク・ウィテカー役で、ゲイに目覚め家庭を捨てる男を演じ、ニューヨーク映画批評家協会賞とシカゴ映画批評家協会賞で助演男優賞を受賞、ゴールデングローブ賞では助演男優賞にもノミネートされた。

2004年『デイ・アフター・トゥモロー』(The Day After Tomorrow)、2008年『バンテージ・ポイント』(Vantage Point)など出演作多数。

キャスリン・プレスコット(役名:CJ)

キャスリン・プレスコット
写真出典:『僕のワンダフル・ジャーニー』公式サイト

イーサンの孫娘で、犬のベイリーが必死で守ろうとするCJを演じるのはイギリス・ロンドン出身のキャスリン・プレスコット。

連続ティーンドラマ『ファインディング・カーター』(Finding Carter)やアクションテレビドラマ『24: Legacy』(24:レガシー)、最近では映画『ポラロイド』でも好演!

ヘンリー・ラウ(役名:トレント)

ヘンリー・ラウ
写真出典:『僕のワンダフル・ジャーニー』公式サイト

CJの幼馴染を演じるのは、KーPOPアイドルグループ・SUPER JUNIOR-Mの元メンバー、ヘンリー・ラウ。

中国人の父と台湾人の母を持つカナダ・トロント出身。6か国語を操り、実はバークリー音楽大学卒業という経歴を持ち、ピアノやバイオリンも弾けちゃう多彩な才能の持ち主。

2013年の『Final Recipe』で映画デビュー。本作品が本格的なハリウッド映画デビューと言っていいでしょう。

『僕のワンダフル・ジャーニー』吹き替えキャスト

犬のベイリー/モリー/ビッグ・ドッグ/マックスの吹き替え 高木渉

アニメ・映画の吹き替えを多数されているベテラン声優の高木渉さんが犬のベイリーを担当。

声優では『名探偵コナン』(役:小嶋元太、高木刑事)、『ゲゲゲの鬼太郎(第5作)』(役:ねずみ男)などが有名どころ。2016年にはNHKの大河ドラマ『真田丸』に俳優として初出演を果たす。

デニス・クエイド(イーサン)の吹き替え 大塚明夫

独特の低い声質で知られるベテラン声優の大塚明夫さん。数多くのナレーション・アニメ・ドラマ・映画で大活躍されています。

キャスリン・プレスコット(CJ)の吹き替え 早見あかり

アイドルグループ、ももいろクローバーの元メンバー。脱退後は女優として活躍。2014年のNHK朝の連続テレビ小説『マッサン』に主人公の妹役として出演し全国で知られるようになる。本作品で声優は初挑戦。

Youtubeで早見さんの吹き替えを見てみましたが、ちょっと微妙・・・でも、それは私がいつもNZで英語版を観ていて吹き替えというものに慣れていないだけなのかもしれません。

『僕のワンダフル・ジャーニー』感想

映画『僕のワンダフル・ジャーニー』
写真出典:『僕のワンダフル・ジャーニー』公式サイト

2017年公開の『僕のワンダフル・ライフ』の続編ですが、前作を見ていなくても十分楽しめます。実際に私もこの映画を観に行ったときは前作があるなんて知らなかったです。

私はマルチーズミックス犬を飼っている大の犬好き。そして一緒に行った女友達は猫も犬も飼ったことがない人で、私の旦那がこの映画を観に行くのを渋ったので、(「きっと、ガールズムービーだ」とか言ってました。)無理やり?誘って観に行ってきました。

ストーリーラインは、犬のベイリーが生まれ変わるたびにCJを探し出し、彼女を守り幸せに導いていく……というよくある物語ですが、「最高!」でした!!!

お話の中に、映画『ペット2』で言ったら悪徳サーカスの団長セルゲイのようなキャラクター(あっ、そこまでひどくないかな)が出てきてヒヤヒヤさせられたりして、こちらもまんまと脚本家の思うつぼのようなリアクションを思わずしてしまいました。

映画『僕のワンダフル・ジャーニー』
写真出典:『僕のワンダフル・ジャーニー』公式サイト

お話のポイントは3つ。まずは、犬のベイリーが転生を繰り返してそのたびにCJを必死に守ろうとする姿が描かれてます。そして、2つ目は、少女から大人の女性に成長するCJが母親に愛されていると感じることができなかったために自分に自信が持てずにいるのですが、愛してくれる人や犬に励まされつつ自分の夢を達成する様子が描かれています。

もう1つのポイントは「家族の再生」。CJは赤ん坊のときこそイーサンたちに愛情を注がれて育ちますが、CJのママは夫を事故で亡くしたことにより精神状態を崩しアルコールに依存していきます。

CJは幼馴染のトレントやベイリーの生まれ変わりの犬たちに守られながらニューヨークで過ごしていますが、母親とは絶縁状態。そんな親子関係も、周りの人たちや犬たちによって徐々に癒されていきます。

人間同士だけだと、喧嘩した後などは気まずい雰囲気でコミュニケーションがうまく行かなかったりしますが、犬が一匹いるだけで人を笑顔にしてその場の空気を変えてくれるんですが、ベイリーの生まれ変わりもきちんとその役目を果たしていましたよ。

この映画は、人間の目線から犬を想う気持ちと犬の目線から人間を想う気持ちが描かれているのですが、何度生まれ変わっても飼い主イーサンの言葉に忠実でCJを守ることに必死になっているベイリーの健気な姿には感動しっぱなしでした。

で、私と一緒に映画に行った、そんなに興味なさそうにしていた私の友達は、映画の途中から…..私と同じくらい号泣してました。(^^;;

犬の人間に対する忠誠心・健気さ・そして犬を飼うなかで誰もが経験する犬とのお別れ・・・そんないろいろなことを教えてくれる心温まる映画です。

犬好きはもちろん、そうでない人も感動させてしまうほどよく描かれた映画です。それもそのはず、監督はあの大ヒット連続ドラマ『フレンズ』の監督をされた方です。

とにかく、おすすめ!!!旦那に話したら観たがったので、2回目は旦那と一緒に観に行きました。50過ぎたおじさんが目を真っ赤にして泣いてましたよ~。

映画の帰りの道中は、早く愛犬ルーシーに会いたくなってしまいました。

9月13日(金曜日)公開 『僕のワンダフル・ジャーニー』
公式サイト:https://boku-wonderful.jp/